虎党のミカタ。

阪神ファン歴30年 阪神の味方 素人目線からの見方 を描いた野球ブログです。

4番大山起用のミカタ。

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今回は選手起用について。

負けが続いてイライラしてるので
長文になりますよ〜( ´△`)

チームが負けだすと
決まって必ず選手起用批判が出ますね。

自分の好きな選手の出番が少ないと
尚更批判もしたくなります。

4番大山
鳥谷の処遇
遊撃手問題
藤浪再生

など
なかなか賛否両論で
結論がでません。

勝っていれば
まぁいいかで済む問題もありますが・・

今回は

4番大山のミカタ

打数 安打 打点 本塁打 打率
2018 347 95 48 11 274
2019 344 93 50 10 270


四球 三振 犠飛 併殺打
2018 26 54 2 14
2019 20 58 2 5

データで判断するのは
あんまり好きではありません。
表面上の数字より
中身の見えない部分が野球はたくさんあるので。

参考程度で

2018と2019

打数ほぼ同じで
なんと
どの部門もほぼ同じ(笑
(併殺打だけは激減)

これをどう評価します?

成長している?

私は成長していると思いますよ。

中谷北條高山原口は
キャリアハイの翌年は
成績がガクンと落ちました。
(北條は昨年は盛り返しましたが)

大山は昨年前半はほぼ働いていないので
後半の成績がベースになるかもですが・・。

成長曲線は緩いですが
成績を落としていない事は評価できます。

みなさんが期待しているのは
4番としての勝負強さと
.280〜 25本〜 80打点〜
くらいでしょうか?

3年目25歳としては
ガッカリするほどの成長具合ではないですね。

新人時代から大山にはとにかくチャンスで
回ってくる事が多いです。
4番の今季もかなりチャンスで回ってくる印象があります。
打点50はリーグ5位。

他の4番候補
糸井
311打数 96安打 .309 5本塁打 35打点
45 四球 54三振

打席数はほぼ同じで
四球が多い分だけ打率は良いですが
他の部門では大山が上です。

なにより糸井はネームバリューがあるので
相手からすれば一番嫌な打者だと思います。
それが四球の数に表れています。

4,5月はあまり働いていませんでしたか(笑

それと12番の出塁率
昨年の糸原北條よりも低い?せいで
打点が少ないですね。

福留
本来なら勝負強さはチーム1です。
怪我で調整中。
復帰後もフルで起用は困難です。

その他の選手
中谷 レギュラーではない
しかも2軍
新外国人
この時期に4番お試しする?
マルテ
新外国人加入で枠争い?

大山4番の根拠

いつまでたってもベテラン頼りの声

他にいない

外国人も微妙だし

とりあえずレギュラーから
誰かいない?

4番の経験もあるし
この中では大山か〜

まっドラ1だし
まだまだ伸びそう
一応代表選ばれた
(プロの目線)

大山任せたよ!

打てない時もある

そんなにコロコロ代えられない
乗り越えろ
ここは我慢。
の流れですか。

それとデータではなく
目に見えない部分。

ニューリーダーの育成です。

監督就任と共にまず考えるのが
誰を中心にチームを回していくか
いなければ
数年後に中心となる選手の育成です。

成績を残した上での戦力としての育成と
同じくらい大事なのが
チームを引っ張っていく存在です。

キャプテンには糸原
守りの要には梅野
そして主軸として大山
を指名したわけです。

これは監督の特権なので
ファンやマスコミやフロントが決めるものではありません。

指名した上で自覚を持たせる為に
4番という場所を与えたわけです。

現状は福留鳥谷藤川がチームの精神的支柱。
戦力的ではなく
精神的にチームの柱になれる存在を育成することも
大事なんです。

各個人の成績だけを上げれば強くなる?

強くなりません。

横浜が良い例です。
外国人中心のチームは思っているほど
成績が戦力に伴われません。
筒香は引っ張っていくタイプではなさそうだし。

チーム一丸となって戦う中で
必ずその中心に強力なリーダーシップを持った選手がいなければダメです。

自分の事だけでなく
他の選手やチーム全体の事を考え
時には首脳陣に意見を言えるくらいの選手が必要なんです。

大山もまだ3年目で自分の成績だけを
考えてやりたいでしょうが
矢野さんの考えが
チームと共に成長していけと言う事です。
自覚を持たせる為には
言葉だけでなく
働き場所で自覚させる必要があったのでしょう。

何の仕事でも自分の仕事だけやっているのは
若い時だけ。
周りを見てフォローしたり
全体を見渡せるようになっていかなくてはいけません。
大山はそれがちょっと早かっただけ。
人材不足のチームだったから。
とにかく
戦力としてと同時に
数字に表れないリーダー的存在の選手を
作る事が阪神には必要なんです。

黄金期と言われる時代は
金本 赤星 矢野 下柳がリーダーとなり
(井川や今岡はタイプ的に違うかな)

鳥谷藤川新井さんに受け継がれました。

中堅層が少ないため
留鳥谷がずっとその役目をしてきましたが
そろそろ次の世代にと言う事です。

その形が4番でありキャプテンであり
まず働き場所から始めましょうというやり方を
矢野さんは選択したのだと思います。

リーダー育成。
数字に表れないから必要性がわかりづらいと思いますが
強打者作るよりも難しい事だと思います。


別に大山を擁護しているのでなく
ファンから見た4番の意味
プロから見た4番の意味が
少し噛み合ってない分だけ
批判の声が出るのだろうと思います。

ありきたりの打順の並べ方では
どうせ誰が4番打っても得点力が上がるとも
思えませんし
チャンスは大山を追い続けますから(笑
何番打っても大山にはチャンスが巡ってきてしまうのですよ
(。>д<)


で納得してもらえましたでしょうか?

大山が贔屓されていると言う意見も
良く聞きますが

贔屓というのは
成績を残せなくても1軍にいられる
鳥谷上本
チャンスをたくさんもらえてた
藤浪
の方が当てはまるでしょう。


他にいれば4番競争でも良いんですよ
他に入れば・・。

期待だけで4番にしても
今まで打てた選手までが
打てなくなるという弊害のリスクも

大山の現在の成績が

もし6番くらいでの成績なら

逆に

そろそろ4番大山で良くない?

って声になりそうだし。

結局同じ(笑)

大山個人の成績だけを考えたら
4番を打たせるより
プレッシャーの少ない打順にした方が良いのは誰もがわかっているはずですが

他の選手との兼ね合いなので
チームとして戦っている以上

みんなを生かす為の

4番大山でもあると思います。

1つの根拠だけでなく
いくつかの根拠が重なっての結論だと。

生え抜きの若手4番を育てる!
という期待だけの根拠ではないと思います。

岡本や村上が阪神だったら
ここまで育ってないですから。

過去の阪神の4番
浜中
新井さん
くらいに見てやれば許せるでしょう(笑

次回は
鳥谷の処遇について


でわ。